トンヌラ頑張れ。超頑張れ。

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□ トンヌラ王子の冒険 □

犬王女・1

 王子の剣さばきは、確かに素晴らしかった。一点の隙もない動きにつれて翻るマント。
しぶく魔物の毒血を紙一重で交わす身のこなしは、まるで流暢な舞でも見ているかのようだ。
そんな彼だから、毛筋ほどの傷さえ負うはずもなくて―――僕の回復魔法が物を言う場面など
まったくといっていいほどなかった。
ましてや、幻惑や炎撃魔法での援護など。
 日を追うにつれ、僕の中で『お前が必要なのだ』という彼の言葉の真意は不可解さを
増して行ったのだ。

「………言ったろう?三王家に復讐する為だ」
恐る恐るの問に、彼はぶっきらぼうにそう答えた。
「三王家―――貴方は、ご自分の父上に対しても………?」
「………………………………………………」
すると彼は黙り込み、僕をじっと見据えた。その視線にはどこか肺腑を凍りつかせるような
冷たさが含まれている。
「ロトの勇者………そんな下らない称号を持つ野郎の愚行がそもそもの始まりだ。
 俺は、奴の血を引く者たちを許さない」
「それなら………ズィータ様は、みずからの存在をも否定なさるのですか」
僕はついそう反論した。王子の口元に皮肉めいた笑みが広がる。
「俺か、勿論俺の存在が一番の過ちだろうな。父王気に入りの第二王子―――
 アレフただひとりが父の子であったならもっと美しい物語が紡がれていたのだろうが」
僕には何も言い返すことが出来なかった。日向に出ることのできない存在といえば
この僕自身がそうであったからだ。思えば僕は世界を救ったという名声と引き換えに
片羽の身に対する免罪符を手に入れようとしていたのではないか。
「ま、そんな御託よりももっと簡潔な理由がある」
「………なんですか?」
「お前のマンコは、実に具合がいいからな」
「………………………………!!!」
しれっと言い放つ一言に、頬が燃えるように熱くなる。
「毎夜ハメ続けてもまるで感触が変わらない、いつまでも処女のようで………
 いや、使い込むほどに快楽を引き出すツボを覚えるのかさらに良くなる。
 惜しいな、遊び女であったら引く手あまただろうに」
「ふ、ふざけるなっ!!」
ああ―――僕は、いつまでこんな辱めに耐えなければいけないんだろう。

 王子は、あれから毎晩のように僕の身体を求めてくる。それはセックスというより
排泄のように、ただ溜まった性欲を僕の中に吐き出すだけの行為だった。
何よりもいやなのは、僕の身体が次第に彼の行為を甘んじて受け入れるように
なってきたということだ。無論僕の意思は今も拒否を続けている。理不尽な暴力によって
身体を開かされ、欲望のままに肉を弄ばれる屈辱……
 しかし、彼の言葉通り―断じて認めたくはないが―僕の身体は、次第にそれを望むように
なってきている。
下腹をえぐる肉棒の感触を。膣内に放たれる迸りを。

(駄目だ!!!今度こそ……今度こそ、受け容れちゃ駄目なんだ!!)

 強く己に言い聞かせるのに、彼の愛撫が開始されるとそんな決意は卑しい快楽に
押し流されてしまうのだった。この頃ではもう、彼の体臭を間近に嗅ぐだけでしっとりと
股間が濡れるのを感じる。死んでしまいたい。僕はなんていやらしい身体になって
しまったのだろう。

 そしてまた、僕を絶望の淵へ一歩おいやるような出来事が起きた。

 荒々しい王子の抱擁から解放され、膣内に吐き出された精液を洗い流そうとひそかに
川原へと向かったとき―――ふと、何かしら生暖かいものが内股をつたう感触があった。
王子の出したものが流れ出てきたのだうかと手をやると、それは血の赤色をしていたのだ。
 僕はいっとき何が起きたのかとパニックに陥った。はじめて犯されたときの傷がふたたび
開いてしまったのだろうかとも思ったがそれにしては量が多すぎる。いつまでもどろどろと
固まらないそれは普通の血よりも生臭く、それでいてどことなく甘だるい匂いを発していた。
 放心して空を見上げると満月に近い月が浮かんでいる。はっと思い当たった僕は
ひといきに蒼褪めた。
 ………これは、もしかしたら月経の血ではないのか。
 このところ張りを増してきた乳房と、まとわりつくような腹部の鈍痛もそれで説明がつく。
僕の体内にある子壷は熟し、子供を孕めるほどになったのだ。
(嘘だ、嘘だそんなこと―――!!!!)
ふたなりの身体をもつ僕は、それでも唯一みすぼらしいペニスをよすがに「自分は男なのだ」と
信じながら生きて来た。だが、これではまるで………女ではないか。
 僕はわななく指で内股に線を引く液体をすくった。血の赤に、王子が射精した精液の白が
混じっている。僕は………僕は、これまでのように犯され続けたら、いずれ王子の精子で
妊娠してしまうのか。そんなことは。そんなことは。

(僕は………どうすれば………………!!!)
 僕は月明かりの下、嗚咽しながらいつまでもいつまでも股間から流れるものを
洗い清め続けた。

 僕はそのこと―自分が初潮を迎えたことを王子に話せなかった。
こんな事が知れたら、彼はまたどんな態度に出るか分からない。血が流れ出してこないよう
膣の奥に薬草を詰めながら、情けない気持ちで涙が止まらなかった。

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Date:2009/11/01
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Thema:18禁二次小説
Janre:小説・文学

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